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研修・セミナー結果報告

過去の研修・セミナー結果報告

 

第50回日本臨床腎移植学会

日 時:2017年2月15日〜17日
場 所:神戸コンベンションセンター 神戸国際会議場

 2017年2月15日〜17日に神戸において日本臨床腎移植学会が開催され、大会長の高原先生の御好意により、その学会の中で第6回RTC認定コーディネーターセミナーを行いました。テーマは、『献腎移植の新しい情報とRTCに求められる役割』とし、東邦大学腎臓学講座の相川厚先生に御講演いただき、城陽江尻病院泌尿器科の市川靖二先生に司会の労をとっていただきました。相川先生には、JOTからの新しい情報に合わせてRTCの役割について熱く語っていただきました。146名とたくさんの方が参加されましたが、多くの方が講義内容に満足され、また、相川先生のRTCに対する期待や熱意に励まされたとアンケートに書かれていました。今後もみなさんのリアルタイムな要望にお応えできるようなセミナーを企画して参ります。

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  • 第50回日本臨床腎移植学会の様子

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第15日本移植コーディネーター協議会(JATCO)総合研修会

日 時:2016年12月2日(金)〜12月4日(日)
場 所:東邦大学看護学部

 第15回日本移植コーディネーター協議会(JATCO)総合研修会が開催されました。今年は、84名(Dコース40名・Rコース44名)の参加者がありました。昨年よりも多くの方に受講いただきました。初日から2日目の午前にかけては、両コース共通で移植に関する総合的な知識、法律や倫理、医療費などについての講義が行われ、2日目午後から3日目はそれぞれのコースに分かれ専門的な内容を学びます。ランチョンシンポジウムでは、「臓器移植推進のためにできること」をテーマに、移植医療の創成期から移植医療に情熱をもって携わっている医師、移植をうけた患者さん、行政などの立場から経験に基づいたお話をいただき、フロアーとのディスカッションでも多くの意見交換が行われました。テーマとしては昨年同様ではありますが、移植医療の社会事情は目まぐるしく変化していきます。時代の変化に合わせ、「今、移植コーディネーターとして何が必要なのか」を考えながら学んでいただきたくこのテーマとしております。フロアーとの活発な意見交換もでき充実したシンポジウムでした。
 カリキュラムとしてはタイトなスケジュールではありますが、基本的な内容は継続し、その時々のトピックスを交えながら、今後も充実した内容の研修会を企画していきたいと考えております。

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  • 日本移植学会認定RTC教育セミナーの様子1
  • 日本移植学会認定RTC教育セミナーの様子2
  • 日本移植学会認定RTC教育セミナーの様子3

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日本移植学会認定RTC教育セミナー

日 時:2016年9月29日(木)
場 所:グランドプリンスホテル新高輪

 2016年9月29日にグランドプリンスホテル新高輪に於いて、日本移植学会認定RTC教育セミナーを開催いたしました。178名のご参加をいただきました。
 今回のセミナーは、京都大学肝胆膵・移植外科 臓器移植医療部 海道 利美 先生を講師にお迎えし、「移植前後の栄養管理」をテーマに研修を行いました。
 これまでの肝移植医療の臨床経験をベースとして、より患者さんに対して成果をもたらす移植医療の在り方、その中でkeyとなる栄養管理やサルコペニア予防の視点など、改革されてきた術前後の管理についてデータとユーモラスを盛り込んだ講義となりました。先生は、参加者に対しても効果的にプレゼンテーションがインプットされるよう、合間にはクイズを盛り込み「学会発表時の注意点」、「相手を想って行動する生き方」など多岐にわたる内容について話してくださいました。終了時には「また明日から頑張ろう」というパワーもいただけたセミナーでした。

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  • 日本移植学会認定RTC教育セミナーの様子1
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第35回日本心臓移植研究会学術集会

日 時:2016年10月9日(日)
場 所:ホテルさっぽろ芸文館

 2016年10月9日ホテルさっぽろ芸文館に於いて、第35回日本心臓移植研究会学術集会が開催されました。日本心臓移植研究会学術集会で開催されるレシピエント移植コーディネーター教育セミナー(RTCセミナー)は、今年で2回目になります。日本移植学会認定医教育セミナーと併設開催であったため、医師、レシピエント移植コーディネーター、看護師を含む約50名の参加がありました。
今回のセミナーは、北海道大学院医学研究科 移植外科学講座 山下 健一郎先生から「臓器移植における細胞治療を用いた免疫寛容誘導」についてご講義いただきました。内容は①免疫寛容とは②肝臓移植における免疫寛容③制御性細胞を用いた細胞治療についてです。制御性細胞を用いた細胞治療は、現在肝臓移植後患者に導入されている治療です。大変興味深い内容であり、会場からの質問も多く、最新情報に触れる良い機会となりました。
 日本心臓移植研究会学術集会におけるRTCセミナーは始まったばかりですが、今後、皆様のご意見を参考に充実した教育研修の場となるように努めていきたいと思います。

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臓器横断的シンポジウム「臓器提供推進」

日 時:2016年9月30日(金)〜10月1日(土)
場 所:グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール

 第52回日本移植学会において、JATCOとの共催による臓器横断的シンポジウム「臓器提供推進」を開催いたしました。
 今回は6名のシンポジストにより、現在の臓器提供についての活動の実際や提言などをとおし、臓器提供推進について議論いたしました。
 慶應義塾大学小児外科 山田洋平先生からは、「脳死下臓器提供及び移植における日米の総意について―日本独自のシステム構築のために」と題し、個々の哲学の及ばないシステムとして院内コーディネーター(院内Co)を軸とした手順を構築すべきであり、院内Coの業務と待遇をしっかり支える財政的サポートが必要と話されました。富山県立中央病院 島田睦美さんからは、選択肢提示に関するロールプレイについて、静岡県腎臓バンク石川牧子Coからは院内Coの教育システムについての紹介がそれぞれありました。新小倉病院脳神経外科 吉開俊一先生からは、医学部の講義における啓発不備の現状を挙げ、医学教育方法においても議論を活発にする必要があるとの発表がありました。東京医科大学 救急・災害医学分野 織田順先生は、「意思確認」では主治医の負担感が大きいため、「移植医療に関する情報提供」でよいとの考えから、自施設の活動を紹介されました。
 最後に、横浜総合病院 脳神経外科 平本周先生より、献腎提供に数多くかかわられてきたご経験から、パニックになっているご家族に対しての善意の臓器提供意思を引き出していくアプローチについて基本に立ち返り関わっていくべきとのご意見をいただきました。
 シンポジウムの中でも活発な意見が交わされ、参加した多くの医療関係者が大きく頷く姿が印象的でした。
 JATCOとしては、シンポジウムで議論された内容等も踏まえ、今後の研修会の内容に反映しより良い教育研修を行っていきたいと考えております。

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  • 臓器横断的シンポジウム「臓器提供推進」の様子1
  • 臓器横断的シンポジウム「臓器提供推進」の様子2
  • 臓器横断的シンポジウム「臓器提供推進」の様子3

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第26回JATCO定期総会(平成28年度)

日 時:2016年9月29日
場 所:グランドプリンスホテル新高輪

 2016年9月29日にグランドプリンスホテル新高輪に於いて、第26回JATCO定期総会が行われました。出席者は23名(委任状出席84名)で、会員総数241名の5分の1以上の出席となり、会が成立いたしました。
 総会は、青木大氏が議長に承認され、議案に沿って運営されました(資料)。すべての議案に対し意義はなく、承認されました。なお、本定期総会は、第52回日本移植学会総会会期中に行われました。総会会長 相川厚教授(東邦大学医学部腎臓学講座)ならびに学会スタッフの皆様に感謝申し上げます。

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第34回日本肝移植研究会 レシピエント移植コーディネーター教育セミナー

日 時:2016年7月8日(金)
場 所:大雪クリスタルホール

 2016年7月8日に旭川の大雪クリスタルホールで行われた第34回日本肝移植研究会(会長;古川博之先生 旭川医科大学 外科学講座 消化器病態外科学分野)に於いて、標記の教育セミナーを実施し約60名のご参加をいただきました。今回は「生体肝ドナーの選択、評価方法」というテーマで、九州大学大学院 消化器・総合外科(第二外科)の池上 徹先生にご講演いただきました。
 移植医療においてドナー選択が重要であることは知られていますが、肝移植ならではの医学的なポイントについて具体的に、かつわかり易くご講義頂きました。どのような医学的条件であればよりドナー、レシピエントの双方にとって移植の成功につながるか、そのために必要な評価の視点、また、条件の違いに伴う治療成績の実際など、レシピエント移植コーディネーターが押さえるポイントを知る機会となりました。そして、生体ドナーに伴う社会的、倫理的課題を踏まえて、初診時にレシピエント移植コーディネーターに期待される役割など、具体的な場面における実践についても触れられました。
 あっという間に時間が過ぎ、参加者にとって有意義な教育セミナーとなりました。
 今後とも研究会と協力をしながら、有意義なセミナーを企画していきたいと考えています。

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  • 第34回日本肝移植研究会 レシピエント移植コーディネーター教育セミナーの様子1
  • 第34回日本肝移植研究会 レシピエント移植コーディネーター教育セミナーの様子2

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第29回日本脳死・脳蘇生学会総会 ドナーコーディネーター研修会

日 時:2016年6月25日(土)13:30〜17:00
場 所:帝京大学板橋キャンパス

 第29回日本脳死・脳蘇生学会総会の会期中に例年どおりJATCOとの共催によるドナーコーディネーター研修会が開催され様々な職種から80名近い参加がありました。学会長の坂本哲也教授の開会挨拶に始まり、臓器提供を経験されたご家族の体験談には、参加者一同涙を禁じえませんでしたが、刻々と変わっていくご家族の心情に寄り添って最終的には提供してよかったというお気持ちになられるまでのコーディネーターや関係者の苦労も感じられました。
教育講演は、川崎医科大学の氏家良人先生による「集中医療の終末期における臨床倫理」で、救命に全力をつくした果てに終末期に至ってしまった場合は、人生最終段階における医療と位置づけ、主治医のみで判断せずに医療チームとして緩和ケア、悲嘆ケア、意思決定支援に向き合うことを示唆され、参加者もうなづいていました。
シンポジウムのタイトルは、「救急医から見た臓器提供について」ということで日赤医療センター救急の林先生、帝京大学救命救急センターの安心院先生から発表があり、それぞれの意思確認や提供に対する考えを述べられました。スタンスの違いや悩みなどがひしひしと伝わりコーディネーターとしてフォローすべきポイントなど参考になりました。
 年々参加者も増え、好評を博しているので、JATCOの目玉になるような研修会として役に立てるよう頑張りたいと思います。

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