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JATCOについて

倫理綱領

移植コーディネーター倫理綱領

序文

 日本移植コーディネーター協議会は、会員相互の資質向上と移植コーディネーター活動の発展、向上を図るとともに、日本における移植・再生医療の進歩・普及に寄与することを目的としている。移植コーディネーターに求められる高い倫理性を担保するため、移植コーディネーターが遵守すべき行動指針として本綱領を内外に示す。

本文

 移植コーディネーターは、ドナーの意思を尊重し、レシピエントの生存、生活の質向上を目指し、良質で安全な移植・再生医療の実現を通じて、国民の幸福に寄与する。

  • 移植コーディネーターは、ドナー・レシピエント及び家族の尊厳に配慮する。
  • 移植コーディネーターは、ドナー・レシピエント及び家族の知る権利や自己決定の権利を尊重し擁護する。
  • 移植コーディネーターは、ドナー・レシピエント及び家族に対して必要な情報を提供し、理解した上で意思決定できるよう支援する。
  • 移植コーディネーターは、医療従事者や関係者と連携し、提供から移植の過程に関わる業務が安全かつ円滑に遂行されるようコーディネーションを行う。
  • 移植コーディネーターは、専門的知識や技術を獲得し、その維持向上に努める。
  • 移植コーディネーターは、個人情報保護法等を遵守し、職務上知り得た情報を適切に取り扱う。
  • 移植コーディネーターは、移植に関連する法令、日本移植学会倫理指針等を遵守し、公平・公正なコーディネーションを行う。

2015年9月作成

日本移植コーディネーター協議会倫理綱領(案)に関する意見について

日本移植コーディネーター協議会倫理綱領パブリックコメントに関して、ご意見をありがとうございました。

募集期間:
平成27年8月11日(火)~8月23日(日)
意見:
1件(内容:抽象的であり、より具体的な倫理問題への対処方法やコーディネーターの役割を盛り込んだほうが良いのではないか。)
変更:
理由:
日本移植コーディネーター協議会倫理綱領は、ドナーとレシピエント双方の移植コーディネーターを対象としております。より具体的なレベルで詳細に記載するかは、役員で長時間に渡り検討いたしました。その結果、双方の移植コーディネーターが職業倫理に対する行動規範として活用できるよう、あえて具体的な内容は記載せずシンプルに作成いたしました。この綱領に示す社会的責任や行動に対して、各自が自覚して取り組んでいただける事と考えております。

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