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JATCOについて

会長挨拶

野尻 佳代

移植医療の発展に貢献し、施設格差のない質の高いコーディネーションができるよう、教育団体としての活動を一層努力いたします

この度、役員の任期満了に伴い、去る2015年10月1日、改選後初の総会におきまして、会員各位のご推挙により、 引き続き会長に就任することとなりました野尻と申します。会長二期目ということで、身の引き締まる思いとともに、改めて責任の重さを痛感しております。これからの2年間の任期を全うすべく、全力を尽くす所存でございます。

さて、今日において、移植医療における移植コーディネーターは欠かせない存在と言われるようになりました。どんな医療においても、チーム医療は不可欠ですが、コメディカルがこれほど重要な位置を占めている医療はないといっても過言ではないと思います。チーム医療を実現するには、質の高いコーディネーションと行うことが大事です。我々JATCOは、日本で唯一の移植コーディネーターの教育団体として、これまでと同様に質の高いコーディネーションのために、積極的な教育活動を展開してまいります。

レシピエント移植コーディネーターにおいては、2011年に、日本移植学会関連学会および研究会の認定合同委員会による「認定レシピエント移植コーディネーター」制度が開始され、それにより、2012年の診療報酬改訂では、「移植後患者指導管理料」が適用されました。一方、ドナー移植コーディネーターにおいては認定制度はなく、これらを解決することが急務の課題です。2010年7月の改正臓器移植法施行後、わずかながら、脳死下臓器提供も増えているものの、移植医療を希望する患者全員が移植を受けられる臓器提供数はありません。これについては、臓器提供を増やすための仕組みづくり(施設においてのシステムづくり)が重要だと考えます。教育プログラムやガイドラインを作成し、移植コーディネーターの役割や業務を可視化・標準化することで、施設格差のないコーディネーションが行えることを目指したいと思います。

提供側、移植側のコーディネーターが集まる唯一の団体であるJATCOは、互いの役割や立場を理解し、共有した上で、移植コーディネーターの資質向上に向けた、教育、研究の場を提供すること目的としています。今後も、毎年行っている総合研修会に加え、セミナーの企画を関連学会等と継続していく所存です。今期新体制での活動がJATCOの歴史の中での新たな一歩となるよう、今後も移植コーディネーターが移植医療の発展に貢献し、社会的地位が向上できるよう、一層努力して参りたいと思っております。JATCOに課された社会的使命や役割を認識し、移植医療における様々な重要課題について、関連学会および関連団体の皆様とも連携しながら、全力で取り組んで参りたいと思います。JATCO会員および関係の皆様方には、今後ともなお一層のご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。

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