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JATCOについて

会長挨拶

中村 晴美

現場で働くコーディネーター個々の声を聴き、教育団体として移植コーディネーターの資質向上を目指します。

このたび、日本移植コーディネーター協議会会長として2期目を務めさせていただく事になりました。

1期はCOVID-19の蔓延により、JATCO総会を始め総合研修会や各学会共催シンポジウム、アドバンスセミナーなど、ほぼWEB開催に移行致しました。まだ続くコロナ禍において、働き方、人生観など大きく変化した方も多いのではないでしょうか。

私自身は神奈川県臓器移植コーディネーターの務めを終え、所属施設の院内コーディネーターとして活動を続けています。コロナ禍で改めて重要だと感じた事は、直接顔を合わせて話をすることや、表情やたたずまいから相手の事を知ることは、信頼関係を築く手段としてとても大切だという事です。そして、より接する時間の制限、距離がある中でも同じ医療を提供し続ける事の大変さを知りました。

会員の皆様ともWEB上での関わりが主となり、十分な教育の提供が出来るか不安もありましたが、その解消の為に、アドバンスセミナーの充実を目指したいと考えています。移植コーディネーターとして活動を続けていると、様々な課題や疑問が浮かび上がってくるのではないでしょうか。それらについて学びを深めるために、アドバンスセミナーを活用して頂きたいと思います。ぜひ、会員の皆様には気兼ねなく意見を出していただき、一緒に考えてより良い体制を築いていける会を目指したいと思いますので、ご協力をお願いします。

また、レシピエントコーディネーターについては学会認定制度があり、各セミナーや研修会等を通じ教育団体としてその役割を遂行しています。今期は認定レシピエント移植コーディネーター試験問題集の改訂を行い、認定レシピエント移植コーディネーター資格取得希望者の支援を行いたいと思います。

ドナーコーディネーター、レシピエントコーディネーターの隔てなく、多くのコーディネーターに必要とされる組織となるよう尽力してまいる所存です。なにとぞ皆様のご協力とご支援を賜りますよう、よろしくお願い致します。

2022年3月

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